内向的ではダメなの?〜いや、変わる必要なんてない!!内向型の強みを紹介〜

  

 

社会では、「社交的な人」「明るい人」「おしゃべり上手な人」などに評価が行く傾向があります。 

社会的評価が高い人のイメージ

 ・学校では、明るく友達が多い。
  休日は友達と色々なところへ出かけている。
 ・会社では、チャレンジ精神旺盛。
  上司とも積極的に交流し、飲み会にも頻繁に参加し可愛がられている。

 

これらに当てはまる人は、 人気者で周囲の評判が高く、一緒にいてとても憧れ、尊敬できる人たちです。

しかし、全員が人気者の性格になる事を目指すべきなのでしょうか?

特に内向的な性格の人は、落ち着いていて、一人でいる事を好む人が多いため一見、対極の性格のように思われます。

「もっと明るく話しなよ」
「積極的にみんなの輪に入りなよ」

なんて言われる事もしばしば…。

自身の内向的な性格の良さに気がついていない人の中には、
「頑張って努力して『社会的評価が高い人』にならなければ…」と思っている人もいるかもしれません。

 

確かに、表面的に明るく、積極的な姿勢でいることで、社会的評価が上がります。
そして表面上良い格好をしたり社交性を磨く事は、社会で生きていく中で必要であり、自分の成長にもつながります。
しかし、無理に自分の性格を変えようとしていると、とてつもない疲労感に襲われます。

  

内向的な人は、無理に明るく社交的な自分を演じているよりも、自身の性格の強みを知り、それらを生かしていくことが重要です。
そして自分が「価値のある」と思える事柄に、時間やエネルギーを使っていきましょう

  

内向的な性格の強み

  1. 集中力がある
  2. 本質を捉える力がある
  3. 問題解決力がある
  4. 聞き上手である
  5. クリエイティブである

  

1, 集中力がある

内向的な人は外向的な人と比べて、特定の物事への関心が高く、人間関係は狭く深くを好みます。
一つの事柄をとことん追求することが好きなので、この側面を強みにしましょう。
自分が時間も忘れて取り組んでしまう心惹かれる事柄を続けてみてください。
なかなか結果が出ないこともありモチベーションが下がることもありますが、根気よく続けることで必ず何かに繋がります。

 

2, 本質を捉える力がある

目的意識の強い内向的な人は、物事の本質を見つけることに優れています。
また思慮深い面もあるので、根本的な問題点などを見つけることが得意です。
あなたが発見した問題点やなどは、積極的に周囲へ問いかけていきましょう。

 

3, 問題解決力がある

内向的な人は行動する際、入念に情報収集を行います。さらに自分で「仮説」をたて「予想通りなのか、そうでない場合は何が問題だったのか」など自分自身で問いかけながら物事を進めていくため、より良い結果を得ることができます。
そして失敗をした後も「なぜ失敗してしまったか」を深く考える事ができるので、さらに高みを目指していくことができます。
失敗をしても諦めるのではなく、問題点を深堀りして、改善策を見つけてみましょう。

 

4, 聞き上手である

「お喋り上手 = コミュニケーション力が高い 」とは限りません。「聞き上手である」ことも「コニュニケーション能力」の一部です。内向的な人は、お喋りな人より、人の話に耳を傾ける傾向があります。ただ聞くのではなく、話を深堀りしたり、分析したり、より親身になって話を聞く事ができます。
あなたの「真剣に話を聞いてくれる姿勢」をありがたいと思っている人がいます。傾聴力を存分に生かしましょう。

 

5, クリエイティブである

内向的な人は、クリエイティブな面で優れた能力を持っています。
たとえば、絵画、音楽、作家、またブログやホームページを作成することもそうでしょう。
そしてせっかくでしたら、その創造物を自分の資産としていきましょう。人生で役に立つ時が来るはずです。また現在はインターネットが普及しているため、SNSなどで手軽に自分の作品を発信していきましょう。

 

内向的な人はその能力を十分に発揮すると、驚くべき成果を成し遂げることがあります。
しかし、成果を上げたとしても、内向的な人は自己主張が苦手な人が多い(あるいは賞賛を浴びる事に注力する人が少ない)ため、内向的な人のポジティブイメージは社会的に浸透しにくいです。
また、厳しい競争社会を生き抜く方法は「外向型であること」と考えられている風潮が学校でも会社であるのが現状です。
そんな中で「内向的な性格であること」をネガティブイメージと結びついている人も多いでしょう…。

まずは内向的な性格を知り、受け入れてみてください。

あなたが生きやすくなる一歩となるはずです。