【30代の心を掴む理由とは?】ガルプラ、ボイプラで怒り狂った30代が「今日好き」を見たら心が爽やかになった話

エンタメネタはお久しぶりです。
今回は、ここ数年遠ざかっていたリアリティ番組についてお話しさせてください。
きっかけは、韓国のアイドルオーディション番組「ガールズプラネット(通称:ガルプラ)」(2021年放送)と「ボーイズプラネット(通称:ボイプラ)」(2023年放送)でした。
これらの番組で、特定の国の参加者が「不誠実、不真面目、自分勝手」であるかのような、悪意ある演出が意図的に行われているのを見て、大きな怒りを感じました。
「この時代に、こんな人権侵害をやるのか?」と怒りを覚え、しばらく韓国オーディション番組やK-popに触れないようにしていました。(笑)
特に2021年の「ガルプラ」は、人生で一番と言えるほど怒り狂いました。
日本の放送倫理委員会にメールを送ったり、字幕操作で彼女たちの本当の言葉が理解できなかった悔しさから、知らない言語の勉強を始めたりと、自分なりに行動に移して怒りを消化していました。
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ストレスの原因(韓国オーディション番組)からは距離を置き、一人で没頭できる活動に集中する…、まさに内向的な人間のストレス発散方法ですね。
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現在「ボイプラ2」が放送中ですが、また特定の国の子たちが悪役扱いされていそうなので、なるべく見ないようにしています(笑)
(番組側の思惑通りに「悪編(悪意のある編集)」だと騒いで注目度を上げるのも癪なのでね)
と言いつつ…、正確には、密かに活動をチェックしていた中国グループの「BOY STORY」出ているということで、そこだけチェックしています(笑)
前置きが長くなりましたが、そんなオーディション番組疲れした私の心を爽やかにしてくれたのが、Abemaの高校生の恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。」でした。
「今日好き」とは?

「今日、好きになりました。」は、ABEMAで配信されている日本の恋愛リアリティ番組で、通称「今日好き」と呼ばれています。
この番組のコンセプトは、「運命の恋と青春の修学旅行」。
現役高校生たちが、2泊3日や3泊4日という限られた期間の中で、本気の恋を見つけようとする姿を追いかけるリアリティショーです。
視聴はこちら↓
Abema:https://abema.tv/lp/kyousuki-official
(ただし4話以降、無料配信は期間限定なので注意)

おすすめ作品
このブログを投稿時に配信されているのが「今日、好きになりました。夏休み編2025」という作品です。
男子6名、女子6名の高校生たちが、オーストラリアのゴールドコーストを舞台に、運命の恋を見つけます。
「夏休み編」は特別編ということで、今まで以上に人気のある・個性豊かなメンバーが参加しています。
「今日好き」が30代の心を捉える3つの理由
恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。」は、なぜ30代の心をこんなにも掴むのでしょうか?
その理由を3つにまとめてみました。
- 時代が変わっても「青春」は変わらない。ノスタルジックな気分に浸る
- 甲子園の高校球児を応援するような気持ち
- 精神をすり減らさずに楽しめる「考察」
①時代が変わっても「青春」は変わらない。ノスタルジックな気分に浸る
10代や20代の頃は、新しい音楽やファッションを追いかけることに夢中でした。
しかし30代になり、仕事や家庭で忙しくなると、自然と新しいものを取り入れる余裕がなくなります。その代わりに、自分が青春時代に聴いていた音楽を好んで聴くようになったり、子どもの頃に観ていたジブリやディズニーの映画を観たくなったりすることはありませんか?
これは「レミニセンス・バンプ(Reminiscence bump)」と呼ばれる心理現象です。
人生の中でも特に、10代後半から20代前半の記憶は鮮明に残りやすく、私たちはその頃の思い出を頻繁に振り返ります。
「今日好き」を観ていると、まさに自分の青春時代がフラッシュバックするような感覚に陥ります。甘酸っぱく、多感だったあの頃の思い出や感情が呼び起こされ、心が懐かしい気持ちでいっぱいになるのです。
②甲子園の高校球児を応援するような気持ち
恋愛に勇気を出したり、悔しさをバネに成長したりする高校生の姿を見ると、なぜか涙が止まらなくなります(笑)
まるで甲子園の高校球児を応援するような、温かい気持ちになるのです。
また、「当時の自分は、こんな風にうまく立ち回れたかな」「ライバルに優しくできたかな」と、過去の高校生の時の自分と比較したり重ね合わせたりして、「今の時代の高校生はすごいな」と感心するのです。日本の未来に希望を感じる、そんな親心にも似た感情が湧き上がってきます。
夏休み編2025でライバルの女子2人の気遣いに感動
夏休み編2025では、ライバルの女子2人の気遣いに、私は感動しっぱなしでした。
番組に登場する黒髪ロングヘアの美少女、りのんちゃんとねねちゃんは、実は同じ男の子に想いを寄せています。
3人だけでダブルデート(?)に出かけるシーンがあるのですが、この時の2人のライバルへの思いやりが本当に素晴らしいんです!
一人が「ちょっと2人で話していい?」と声をかけると、嫌な顔一つせず「いいよ」と笑顔で答える。そして、話し終えた後には「お待たせ。〇〇ちゃんも話なよ」と、潔く場所を譲ってあげるんです。
「10代の頃って、もっと自分本位だったよな…?」
そんな風に思っていた私にとって、彼女たちの優しさに満ちた行動はとても新鮮でした。
もちろん、感情が顔に出てしまう子もいます。それもまた高校生らしくて良いのですが、りのんちゃんとねねちゃんの振る舞いには、なんだか胸を打たれました。
③精神をすり減らさずに楽しめる「考察」
視聴者投票型オーディション番組を観ていた頃は、「誰がデビューするのか?」「番組がデビューさせたいのは誰?」と、視聴者や制作陣の意図まで深く考察して、楽しんでいました。ただそれは、時に疲れる作業でもありました。
一方で、「今日好き」の考察は、精神的にとても楽です。この番組は投票ではなく、出演者本人の気持ちで結果が決まります。だから、考察の対象は「出演者」のみ。
「この表情はどういう意味?」「あの目線は何を訴えているの?」と、彼らの言動を純粋に観察することに集中できます。
オーディション番組のように「誰のファンが増えているのか?」「制作陣の思惑は何か?」といった、複雑な要素を考える必要はありません。
精神をすり減らさずに楽しめる、このちょうどいい「考察」が、考察好きな私たちにはたまらないのです。
最後に
投票型オーディション番組のような「精神をすり減らしながら応援する」のとは違い、ちょうどいい距離感で楽しめる「今日好き」。
登場人物の温かい心遣いに触れることで、誰かを応援するだけでなく、自分自身の気持ちまで豊かになります。 精神をすり減らさずに楽しめるこのコンテンツは、忙しい私たち30代にとって、癒しのコンテンツと言えるでしょう。
「今日好き」は、若い子向けと思われがちですが、実は20代から40代の女性にも広く視聴されています。 その理由は、映像力、ストーリー、SNS展開、リアルイベントまで、コンテンツとしての完成度が非常に高いから。 完成度の高いコンテンツは、世代を問わず人々の心を掴む力を持っているのです。
気になった方、是非見てみてくださいね。
第1話
第2話
第3話