【内向型の必殺技】内向的な人は、時に外向的にもなれる!?

 

まず始めにお伝えしたい事があります。内向的な自分を否定してまで、本来の自分を殺してまで、外向的な性格になる必要はありません!無茶で、無意味です。

私の願いは、「内向型の特徴」を理解して、内向型である自分を認め、強みを生かしてほしいです。そして、「内向的である自分」という核がある上で、自分の望む性格になっていただきたいです。
そちらをご理解の上、こちらの記事をご覧ください。

 

◆「エセ外向型」が多く存在していた?!

社会で生きていく中で、内向的な人も外向的に振る舞った方が良い場面が多くあります。実は、内向的な人の中には、自分が大切だと思う事柄や信頼する人のためならば、外向的に振る舞うことができる人が多く存在するのです。
自分が重要だと思う仕事のためならば、大勢の前で堂々とプレゼンテーションする事ができたり、愛する家族の知り合いの前では、社交的に振る舞うことができたりするのです。

それはなぜかというと、内向的な人は優れた観察力を持っているためです。外向的な人の振る舞いを観察するのと同時に、自分の行動や思考も観察することができ、自分の置かれている状況に応じて、外向的(あるいは内向的に)振る舞うべきか、自分で行動をコントロールすることができるのです。

内向的な人の特徴
・観察力がある。
・周囲の状況に応じて、外向的に振る舞うことができる。
 

 

外向的に振る舞いたい時にオススメの3つの方法

ここで外向的に振る舞いたい時のポイントをご紹介します。

1, 外向的な人の行動を真似してみる。
2, 事前シミュレーションをする。
3, 実は「不安に感じていることの8割は、実際には起こらない」ということを自覚する。

 

1, 外向的な人の行動を真似してみる

あなたの目的に合った理想的な外向的な人を、身近でも有名人でも探してみましょう。例えば、プレゼンテーションを上手く行いたいのであれば、プレゼンが上手な同僚など。他にもテレビやYoutubeなどで話が上手な人を見つけてもいいでしょう。そして、その人を観察しましょう。

声のトーンは? 抑揚はどういう時につける?
目線は?手振りは?話の構成はどのように組んでいる?

その人が優れている点を自身の観察力を使って見つけるのです。その人の全てを真似する必要はありません。自分が「素敵だな」「これは真似できる』と思ったポイントを真似して、「外向的な自分」を演技するのです。自分の理想的な人を演じているうちに自然と外向的なスキルが身につくはずです。

 

2, 事前シミュレーションをする

人が何かいつもと違う事に挑戦する時、外向的な人でも内向的な人でも「恐怖」を感じるものです。特に内向的な人は、考えてから行動する人が多いため、色々と考えてしまった結果、恐怖心、不安感が増してしまうでしょう。「プレゼンテーションをした後、答えられない質問が来たらどうしよう…」「初めましての人に悪い印象を与えてしまったらどうしよう…」など。
そこで、馴れない行動への恐怖感を軽減するため、事前にシミュレーションをすることをおすすめします。内向的な人は、想像力が豊かですので、シミュレーションしやすいのではないのでしょうか?

そしてその際、頭の中で考えるだけでなく、実際に喋ってみたり、喋るのが難しければ、文書に起こしてみましょう。その方が、頭の中が整理できて良いです。仕事の合間に、シミュレーションする時間を設けても良いですし、移動中など隙間時間を活用してもいいでしょう。私はよくお風呂に浸かりながら、シミュレーションをしています。「もし自分が質問する立場だったら、◯◯が気になり、◯◯について質問をするだろう。そしたら、△△と答えよう。・・・『それについては~(実際に喋り出す)』」という具合です。内向的な人は、しっかりと準備をすることがとても得意です。

 

3, 「不安に感じていることの8割は、実際に起こらない」ということを自覚する

事前シミュレーションをしても不安が取り除かれない。考えすぎて眠れない。ということもあるでしょう。それはあなたの想像力が豊かすぎて、あらゆる不安要素を考えてすぎてしまうのです。そんな時は、この事実を思い出してください。

「不安に感じている8割は、実際に起こらない」

人は、成功経験より失敗経験の方が記憶に残りやすいので、つい過去の失敗を思い返してしまいますが、実は、失敗経験は、成功経験に比べて、とっっっても少ないです。

仮に、不安な事が起こったとしても、起こった後に対応を考えるようにしましょう。その場を乗り越えたことはあなたの成功体験となり、あなたの限界の枠を大きく広げてくれるはずです。失敗する事をプラスに考えましょう。


「外向型」になれば、人生が上手くいくの?

内向的な人が、後から身につけた「外向的な人格」を上手く活用できれば素晴らしいことですが、間違った使い方をしている人がいます。それは、本来の自分を認識せず、「自分ではない人間になる事」が人生を成功へと導く事ができると思い込んでいる人です。冒頭でもお伝えしましたが、まずは自身の価値観や考え方を認識しなければなりません。本来の自身の心に従わず「外向的であることが社会的に望ましいから」「誰かの望む姿になりたいから」という理由で、外向型を演じても、自身の精神をすり減らせるだけです。まずは自身の「価値観」や「好み」を無視せず、それらにまっすぐ向き合ってください。その上で、自身の目的に応じて「外向型である自分」を演じてみましょう。
その際は必ず、いつでも本来の自分に戻ってこれる回復の時間と場所を確保することを忘れないでください。エネルギーを十分充電後、また新しいステージに挑んでください。

 

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